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川崎フロンターレのイベントを作り上げた男!天野春果さんを紹介します!

おはこんばんちわ。やなぎ(@f_kablog)です。

今日は川崎フロンターレの企画・イベント面について紹介させて頂きます。

川崎フロンターレといえば、Jリーグチャンピオンというイメージのほかに奇想天外なイベントを開催しているイメージが定着しているかもしれません。実は、川崎フロンターレの今のイベント企画力の礎を気付いた人物がいます。その名も天野春果さん。(男性です)

今回は、天野春果さんはどういう方で、何を軸にイベントを企画してきたのかについて焦点をあてていきたいと思います!

川崎フロンターレといえば豊富なイベント!それを考えていたのは天野春果氏!

元名物部長の天野氏はどんな人?

見る人をあっと言わせるプロモーションを展開する川崎フロンターレは、Jリーグの中でも一目置かれる存在になりつつあります。川崎フロンターレが発足した当時、川崎はスポーツ不毛の地とよばれており、関心を持つ人は多くありませんでした。しかし、今では川崎市のスポーツといえば川崎フロンターレと言われるようになり、試合のチケットはすぐに完売してしまうほどへと変貌を遂げています、

やなぎ
やなぎ
遠い昔、川崎を本拠地としたサッカーチーム、ヴェルディ川崎があったよね。。

 

ぶぶれら
ぶぶれら
根付かなかったんだなーぶー!

そんな今の川崎の礎を築いたといわれている人物が天野春果氏です。まだ川崎フロンターレが発足する前、前身である富士通川崎フットボールクラブがプロへ転向するという記事を見た天野氏は、自身が練った企画書を渡し、採用が決まったと語っています。

同じ記事の中で、天野氏は「試合は勝ち負けがあるので、来場された皆さんを毎回ハッピーにすることはできません。」と述べています。そして、「試合以外にも魅力を持ち合わせられるクラブを作りたい」という思いから、豊富なイベントが繰り出されるようになりました。

企画をする上で最も大事にしていたこと

天野氏が企画を練る上で大事にしていたことは5つあります。それは「地域性・話題性・社会性や公共性・継続性・低予算」です。ひとつ事例を挙げてみていきましょう。

例えば、東急電鉄とのコラボで行われる「東急フェスタ」を例に挙げます。このイベントは2013年から毎年、川崎フロンターレが本拠地にしている等々力陸上競技場周辺に密着している東急電鉄の協力のもと行われているイベントで、スタジアムに本物の電車を運んできたり、マスコットキャラクターとの撮影会をしたりと、さまざまなイベントが催されています。

では、天野氏が大事にしてきた軸を「東急フェスタ」について当てはめてみましょう。

①地域性
川崎フロンターレは地域密着性を向上させるために、沿線活性化に取り組んでいた東急電鉄の目的と相まって、相乗効果がある。

②話題性
サッカースタジアムに本物の電車を置くという発想は考えられるものではなく、SNSを中心に話題を呼んでいた。

③社会性や公共性
東急電鉄といわれても、実際の車両を間近で見たり、体感したりしなければどのような仕事をしているかイメージが付きにくいですよね。川崎フロンターレとのコラボにより、大人も子供も楽しめるため、社会性が出てきているといえるでしょう。

④継続性
2013年より毎年、東急電鉄と川崎フロンターレのイベントは継続して行われています。大規模なプロジェクトになればなるほど、継続性は達成されにくくなりますが、地域に貢献することを主目的にしている両社だからこそ実現しているといえるでしょう。

⑤低予算
予算額は明らかにされていないため評価できませんが、川崎フロンターレのように大規模なイベントを毎試合のように行っていればチケット価格やグッズ価格も必然的に上がるはずです。しかし、今までにおいて大規模な改定はされていないことから、低予算で行われていることは間違いないでしょう。

いかがでしょうか?天野氏が大事にしてきた軸をもとに、今でもプロモーションが展開されていることが分かるはずです。逆に言えば、この軸を揺るがしてしまえば川崎が展開するプロモーションは面白さを欠いてしまうことになりかねません。近くで見てきているはずのサポーターさえも(良い意味で)裏切ってしまうプロモーション部はさすがとしかいいようがないでしょう。

今、天野氏は何をしているの?

天野氏は現在、東京オリンピック・パラリンピックの企画をするために出向しています。ゆえに、川崎フロンターレのプロモーションには関わっていませんが、時々、等々力には顔を出しているようです。

そして、出向先である東京オリンピックでは、すでに「JAXA×宇宙兄弟」とのコラボレーション漫画を完成させて、東京オリンピックを盛り上げようと尽力しています。以前、川崎フロンターレとのコラボでもJAXAや宇宙兄弟とのイベントを開催しているので、そういうツテがあったのかもしれませんね。そのほかに、川崎フロンターレの選手が登場する算数ドリルの「東京2020版」を作成し配布するなど、川崎で培った企画力を存分に発揮しています。ドキドキ、ワクワクを届ける仕事-それは川崎も東京五輪も同じで、“見ている人を魅せる”を合言葉に日々、頑張っているのだと感じます。

 

天野氏の著書を紹介します!

フロサポ(フロンターレサポーター)さんでは天野氏の名前を知らないという方は殆どいないといって良いほど、チーム、そして地域に根付いた人であると言えます。

もし天野氏のことを知らなかった方は少し興味が湧いてきたのではないでしょうか。

彼の著作を下記に紹介していきますので是非ご覧下さいね!

「僕がバナナを売って算数ドリルを作るワケ」

やなぎ
やなぎ
先に行っておきますが「正統派のビジネス書」です!天野氏の一見奇想天外な企画達は実はしっかりと狙いをもって計算された企画だったことが面白おかしく分かります笑 スポーツで街を、国を変えようという大きな夢を持った天野さんらしい本です。

 

 

「スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街」

ぶぶれら
ぶぶれら
フロンターレのイベントを成功させるために、裏で必死に企画を練り、根回しをし、段取りを付けていく大変さが描かれているぶ!この本を読んでから等々力競技場のイベントを体験すればより一層楽しめること間違いなしだぶ~!